たくましいパワーと優れた耐久性を誇る究極のオフローダー「Gクラス」 。
この初期モデル「300 GD」で世界中を旅し、215に及ぶ国と地域を訪れ、約90万kmを走破したドイツ人の男性がいることをご存知ですか？
その人の名は、グンター・ホルトルフ氏。
彼は、「Otto」と名付けた愛車のGクラスで、1989年から25年以上に渡り、南北アメリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパなどを旅しました。道中、食料はその土地の市場で仕入れること、睡眠は愛車でとることが彼のスタイル。こうして砂漠や雪山などの険しい道でも力強く走り続け、その走行距離はおよそ897,000km、地球20周分にも及びました。
この走行距離にも驚きますが、さらに驚くことが本人の口から語られました。
「信じられないかもしれませんが、このクルマのエンジン、トランスミッション、ボディなど主要パーツはオリジナルのままです。オーバーホールすらしていません。その他の消耗品は常に車両に積んでおり、どこの国でも自分でメンテナンスしてきました。Gクラスのタフさはまさに世界一です。」
悪路や高温などの自然の脅威にも耐え、タフに走り続けたグンター・ホルトルフ氏の愛車「Otto」は、長年にわたるこの偉大な旅が称えられ、ドイツのシュツットガルトにある「メルセデス・ベンツ ミュージアム」に展示されています。
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